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胴と首はどうやら、別パーツのもよう。
徽宗官窯の貫入青磁のごとく、首から上の貫入を綺麗に縦に割るため。徽宗官窯ご参照。
法と、それらの造作からも、徽宗墓副葬品と考えるのが自然ですが、2週間の考慮で兄欽宗に訂正します。
病臨、災至。臨終の報。亡くなるのは時間の問題でしょうから、やがて副葬品になったのでしょう。
死絶、無嗣のない香炉は穏やかな弔いの気持ち。少しほっとします。
姿も愛らしく、好感が持てます。底に災至で、やや台の様です。
竜泉では、この形が好まれます。
2014/07/08
中 指折り数えた34年。算木紋の壷。
金の歴史書に欽宗はポロの試合で落馬、それが元で死んだとあるそうです。62歳。
囚われの身、囚人では全くないわけです。毎日生活に追われる私たちより遥かに豊かな暮らしぶり。
毎年20兆円、30兆円を金に送るとすれば、当然優遇されます。国には帰れませんが。
(金額は、現在日本の税収の半分のイメージです。赤字国債1000兆の日本と変わらない)
ちなみに徽宗帝の副葬香炉は下になります。青磁は清明な気持ちです。018参照